自動車用スピーカーの包装仕様改善事例

仕様改善により自動車用スピーカーの内装材の点数を削減した事例

梱包商品は、自動車販売店等でオプションとして取り付けられるスピーカーです。
スピーカーは音を出すためのコーンが前面にあり、コーンを振動させる磁石が後面にあります。
包装のポイントは、製品の固定方法です。特にコーンの前面には空間を作り、破損を防ぐ必要がありました。

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設計条件

包装仕様は、下記の3つの条件を満たす必要がありました。

1.天面とコーンの間に空間が必要⇒ 天ブロック (a)
2.コーン周辺のブラケットの段差を埋める⇒ パッド(b)
3.スピーカー自体を固定する⇒ 底ブロック(c)

この3つの条件を果たすため、改善前の旧仕様は3つのブロック(a)(b)(c)を使用。
部材点数が多く、包装作業が煩雑であったことが問題でした。

3つの部材に分かれていた機能を1つのブロックに集約

【改善前旧仕様】3つの部材を使用

【改善後仕様】3つの機能を一つのブロックに集約

改善効果

1.部材点数の削減3点→1点 (部材管理工数削減)
2.梱包作業の簡素化
  ①ブロックの組み立て作業をなくした。
  ②スピーカーを挟んで収容することで、工数が削減できた。
3.資材費・作業費のトータルコストダウン

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