段ボールクリップを使う

2020年1月25日

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半年前に100円ショップで購入したピンク色の商品。やっとブログを書きました。
1年くらい前に時々ネットで紹介されていたので知ってる人は多いと思いますが・・・今回の包装のちょっとイイ話は、このプラスチック製段ボールクリップを紹介します。(この商品は当社で取り扱っていませんので、購入をご希望される場合は、100円ショップの大手チェーン店でお探しください)

2019年11月26日加筆 大手の通販でも取り扱われているそうです。そちらで検索していただく方が見つかりやすいかも

ダンクリップって便利?

段ボール箱の蓋を閉じる時、普通はテープを貼ります。箱を開けるたびにテープを切ったり剥がしたりする必要があり面倒です。更に、テープを剥がすと段ボールの表面がいたみ、見た目も悪くなります。
「基本、段ボールは使い捨て」と考えている人は多いと思いますが、本やアルバムを段ボール箱にしまって片付けている人も居るのでは無いでしょうか?
また、工場や倉庫で段ボール箱から必要なだけ部品を出して、残りは箱に入れたままという方もいらっしゃるのでは無いでしょうか。

そんな時にテープを使わず、段ボールの蓋を閉めた状態で固定できるのが、上の社員にあるピンク色のプラスチックの商品です。

直径は約6センチ。表は平らですが裏側には段ボールを挟む溝があります。触った感じもしっかり強度がありますが、適度な柔軟性もあり、変形しにくいけど割れにくいという印象です。この後で機能を紹介していきますが、この形状と硬さ加減が絶妙な効果を生んでいるように思います。

使ってみましょう

これが断面の形状です。上下についた突起が段ボールを挟み固定する為の物のようです。下側のテーパー(斜めになった部分)がある事で、段ボールが溝に入り易くなっています。いわゆるガイドですね。

では実際に使ってみようと思いましたが。

んっ!うまく入らない???

少し悩みましたが、理由は商品のパッケージに書いてありました。

『紙厚3ミリまでOK!』って、隙間がすくな過ぎませんか?

普通に流通している段ボール箱で、波が一段の物はA段と呼ばれ厚さは5ミリです。小型の箱の場合ではB段と呼ばれる厚さが3ミリの物もありますが、日常生活ではあまり見かけないように思いますが・・・。

2019年11月26日加筆 他の方のブログで見たのですが、通販で使われている段ボール箱に3ミリ品が有るそうです。これなら日常的に入手可能ですね。私が世間知らずでした。

ここはめげずに一工夫して見ます。

指で段ボールの厚みをつぶします。

うーん、かなり原始的な方法です。しかし、会社で段ボール組み立てブロックを試作した時に想定よりも段ボールの厚みがあって、組み立てに邪魔な場合は、指でつまんで潰すのはよくある事。
暮らしの知恵ならぬ、仕事での鍛錬の賜物です。

あらためて『使ってみましょう!』

今度は予定通り簡単に入りました。蓋の片側への取り付けは出来ましたが、このままスムーズに封緘が出来るのでしょうか?

封緘する様子です。横から見るとこのような感じ・・・すみません、カメラのアングルが悪くて分かりにくかったですね。
蓋を両側から閉めていくと、クリップを取り付けていない方の蓋の段ボールもスムーズに溝に入ります。

おぬし、できるな!

すごくいい感じで使えました。ちなみに、何度か開け閉めして見ましたが、段ボールの表面も傷みませんし、便利な商品だと思います。
オフィスでも普段使わない資料の整理に使えそうです。
ちなみに、クリップの表面は平面で厚みもあまりないので、このまま段積みも可能です。

『これ本当にいいですよ!』

自社で取り扱っていないのは残念ですが、おススメ商品です。


アイロップは包装設計のパイオニア。包装をテーマに色々な商品やアイデアをご紹介しています。興味のある方は、他のページもご覧ください。

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