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フェイスガード(フェイスシールド)を作ってみました その3
2020年5月8日
このブログで過去2回作ってきたフェイスガード(フェイスシールド)。なかなかイメージ通りに具体化出来ていないという思いがありました。
そこで、3度目の正直ということで、再挑戦しました。
今度こそは、まあまあいい感じで完成したと思うので、懲りずにご紹介したいと思います。(制作手順も紹介します)
注意事項:
弊社には、CAD CAM、3Dプリンターなど最新の試作設備があります。今回の記事で手作り試作しているのでは・・・筆者がエンジニアではないからです(笑)。入社以来培った手作りテクニックを駆使しています。この記事を見てアイロップ株式会社がローテクだと思わないでください・・・。
ポイントを整理
これまでに作成した経験をもとに、私の求める”フェイスガード”のポイントを整理しました。
シンプルにしたい
最初に構想したときは、簡単に量産できることをイメージし、プラスチック板のトムソン抜き加工することを考えていました。そこは外せない物の、立体的な構造も必要。そこでスミセラーを切り出した後で曲げ加工を加えることにしました。
シールド部分
透明度は必要なので、入手しやすい”透明塩ビのカードケース”を再び使います。前回はソフトタイプを使いましたが、今回はハードタイプを使用しました。
サイズ調整
頭のサイズは人ぞれぞれ。前回のPボードのベルトにマジックテープも悪くは無かったですが、それならヒモで十分です。
奥様の大切な手芸用品から少し太めでしっかりしたヒモを分けてもらいました。
組立について
スミセラーとシールド部分を連結する方法が必要です。ここはやっぱり”パンロック”でしょう!
弊社のメルマガであるアイロップインフォメーション”ワンプッシュリベットでDIY”で紹介したワンプシュ締結リベットを使うことにしました。
作ってみよう
今回使ったスミセラーは白色で厚みが3ミリのものです。A3サイズで準備しました。
右上:塩ビのカードケース(A3サイズ)、左上:カーボン紙(なぞると黒色の線が転写されます)、右下:スミセラー 左下:今回使用した型紙(パワーポイントで作成しました)
スミセラーの上にカーボン紙、型紙を順番に載せていきます。
転写する時は型紙をボールペンなどでなぞるので、ズレ無いよう押しピンで固定します。
型紙の上からボールペンでなぞります。ズレ内容に丁寧になぞります。型紙は黒色以外で作った方が便利です。どこまで転写したかわかりやすいからです。今回は失敗しました(泣)
という訳で、時々型紙とカーボン紙をめくってチェックします。あーミステイク、次回は気をつけよう。
転写作業が完了しました。余計なところに黒い跡がついていますが、拭けば取れるので気にしないでも大丈夫です。
切ります!
ここからは、ペンをカッターナイフに持ち替えてスミセラーを切っていきます。慎重かつ大胆にカットします。(手を切らないように注意)
直線部分はモノサシを使って切ります。角は尖って痛いので少し切ってあげると良いと思います。
曲線部分は丁寧に切ります。慌てずにゆっくりとペンで線をなぞるようにします。一度に切ろうとせず、何度もカッターナイフでなぞります。
パンロックと紐を通す穴もカッターで切りました。(プラダン対応ドリルがあれば簡単に加工できるのですが、準備してませんでした。国盛化学さま、ごめんさない。)
切り出しが完了しました。
ちょっと歪んでいますが、許してください。それなりに頑張ったとは思いますが、これが私の限界です。
折り曲げます
折り曲げ易いように折り曲げ線に沿って少し谷を作りました。深さは1ミリ弱。細い部分なので軽く削ってあげる感じです。
折り曲げ作業も完了しました。
透明シールドの加工
塩ビカードケースの接着された部分を切り取ります。
モノサシであたりをつけます。今回は端から1.5センチ内側に穴を開けることにしました。
今回は太めのネジを使ってます。塩ビって硬いし、カッターナイフの刃が滑り易いのでこの方法を使ってます。厚みはあってもスミセラーの方がソフトで切り易いですね。ネジが机に刺さらないよう、切り取って余ったスミセラーを何枚か重ねて作業します。
ねじ切って出来たバリはカッターナイフで切り取ります。硬くて尖っているので気をつけます。また、カッターナイフを寝かせて切ると綺麗にバリが切り取れます。
塩ビシートの角はハサミを使って曲線に切ります。(写真が上下逆になってますね)
パンロック登場!
スミセラーと塩ビシートの加工が終わったら、いよいよパンロックの出番です。複数の素材を簡単に連結できるので便利です。素材の穴にパンロックを通したら、でっぱりを押すと先端が”パンッ”と開いて、連結完了です。
次に穴に紐を通します。
完成しました。これなら作りやすくて使い易いのでは無いでしょうか。これは自分史上最高の出来・・・だと思います。
やっぱり、自撮り
今日も会社の工事立ち合いで、休日出勤です。工事会社の人に撮影をお願いするのも恥ずかしく、一人撮影会を行いました。(次からは美容師さんの練習用マネキンでも借りてこようかな)
透明度が高く、布製マスクが目立ちます。おでこから透明シールドまでの距離もしっかり保てていますし、いい感じでは無いでしょうか。
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