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オリンピックに使われた日本の技術
アテネな思い出
オリンピックに使われた日本の技術
2023年3月3日
寒い日に思い出す、夏の思い出
ども!たまに現れる営業のMです。日に日に春に近づいているとは言えまだまだ寒い日が続きますね。朝の通勤時に立ち寄るコンビニの駐車場で凍った路面を見ることもしばしば。早く暖かくなって欲しいものです。
そんな寒いときこそホットな話題と思いまして昔話ですが「夏のオリンピック・パラリンピック」に協力出来た懐かしいお話を。
舞台は2004年アテネオリンピックの5か月前
時代は今を遡ること19年前、2004年のアテネオリンピック!(古!)この大会は21世紀に入って最初の大会。アテネで開催されるのは1896年の第一回大会以来、実に108年ぶり2回目の大会でした。
大会は8月13日~8月29日の日程で開催されましたがそこから5か月前、私たちはワクワクするような気持で仕事に取り組んでいました。と、言うのも開催国ギリシャのヘリニコン国際空港周辺に設置される照明設備の梱包を包装設計から作業までのご依頼を頂き、世紀の一大行事に参加出来るような高揚感に溢れていたからです。
環境に優しいエコ照明
商品は、風力発電機と太陽光発電機を組み合わせた、照明塔です。
製品の高さはざっくり5m!こんな大型製品の設計~梱包作業を行うのは当社でも滅多にありません。製品は鉄塔部分、太陽光ガラス部分、風車部分と分けて梱包することが必要でした。またお客様から出来るだけ一梱包に多くの製品を積載したいとの条件からスチール容器で開発を進めることとなりました。コンテナへの積載効率、外観が重要な製品のですので傷への対策、輸送中の防錆対策などなど・・・多くの要件をクリアすることが重要でした。スチールの製造メーカーと協力して設計を行い、梱包作業日のプランをお客様と相談しながら資材の搬入日や作業日程を決め期日通りに出荷することが出来ました。
木箱からスチールパレットへ
写真はその時の作業風景
もともとは1個ずつで木箱で梱包し出荷していた商品でしたが、この頃から輸出用木箱の燻蒸処理が厳格になりました。また、木材の場合、強度を上げる為には多くの材料を使用し、梱包のコストが高くなりました。また梱包時の作業性(木材だと側棲・天の組立等も大変)が複雑化するため、スチールパレットを使用した荷姿に変更しました。
チョー気持いい!
実際にヘリニコン国際空港に設置された写真をオリンピック開催前にお客様から見せて頂いたときは大きな仕事を成し遂げたような満足感に満たされました。
その後開催されたオリンピックも大盛況。日本の環境技術がアテネの夜を照らしました。
「アイロップでは大きな製品、特殊な製品でも包装設計~作業まで対応しております!」ご相談はお気軽に!
hs_Vol0048
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