ちょっと珍しい梱包を街角で発見

2019年10月7日

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”これ”見たことありますか?「品名 郵便差出箱」って言うんですね。
初めて見たので、面白くて写真を撮ってしまいました。
今回はこれのお話です。

これって、”郵便ポスト”ですね

郵便ポストが段ボールに包まれいるのを発見したので、写真を撮りました。これを見るまで、郵便ポストの商品名が”郵便差出箱”というのを知りませんでした。
「ポスト」に比べるとお堅いイメージの名前。真面目でしっかり働く、安心感のある商品名だと感じましたが、皆さんの印象はいかがですか。

ネットで検索したところ、同じようにこの梱包状態の写真をアップしているサイトを見つけました。画像検索もしてみましたが、ヒット数は思ったより少ない感じ。もっと大勢の方がブログなどに書いていると思いましたが・・・発見される頻度が少ないのかも。
この商品を作っているメーカーのページにも段ボールで包まれた写真はありませんでした。(当たり前ですが)

という訳で、私も貴重な写真を撮影できたようです。

これって包装なの?

私の発見したページでは、「ポストの梱包」として紹介されていましたが、これは梱包と呼べるものなのでしょうか。

段ボールと言えば梱包容器=包装のイメージがあり、安全に商品を運ぶという役割をイメージされる方も多いはず。しかし、工事も終わって設置済みですから、本当なら箱から出されているはずです。これは包装と呼べるのでしょうか・・・。

これは立派な包装です。

包装は、輸送時の衝撃から商品を保護する機能や、運びやすくするという機能をイメージされがちです。しかし、包装の包「つつみ」とは、古代では「かくす」「さえぎる」という意味で使われていました。「かくす」は人目に触れない神聖なものを指し、「さえぎる」は災いから保護する観念につながるそうです。
ですから、この段ボールは、使用開始まで災いからポストを守るものと考えれば、包装だと言えそうです・・・大袈裟ですね。

現代においても、包装の機能一つに養生と言われるものがあります。
新車購入時、座席シートに被せられた大きなポリ袋のカバーや、スマホを買った時に全体を包むプラスチックフィルムなど、養生はみんなさんの生活でもよく見かけるものです。

ポストの場合は、使用開始までに間違って郵便物が投函されるのを防ぐ機能もありそうですね。

表示も大切

他にも包装には、中身を表示する機能が求められます。
主に食品や日用雑貨では、商品の特長や機能をPRするという役割は重要です。

この写真の場合は意味がちょっと違いますが、貼り付けられた説明書きはとっても重要な役割を果たしていますね。


表示と言えば、段ボールに「十三号 形状別差入口」という印刷がありました。色々なタイプの商品が有るようですね。ポストにはどのような規格があるのか、機会があれば調べてみたくなりました。

アイロップは包装設計のパイオニア。包装をテーマに色々な商品やアイデアをご紹介しています。興味のある方は、他のページもご覧ください。

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