ドレージが手配できない!!
 何が起こっているの?

Vol.100

2019年5月7日

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輸入商品を取り扱っている弊社が最近頭を痛めている問題がドレージです。
東京を中心にトレーラー不足が深刻化。
このため、納入時間の指定が難しくなっているばかりでなく、運賃も高騰。
20Feetコンテナの輸送に40Feetの運送費の相当額を要求され価格交渉しようにも、一方的に「断られる」といったことも発生しています。
現在のトレーラー不足、いったい何が起こっているのでしょう!?

東京港ターミナルでは連日渋滞が慢性化

ドライバー不足の原因の一つは、コンテナの引き取りのために何時間も並んで待つなど大変な仕事が多いことです。
特に去年、台風の影響で全国の主要港のコンテナターミナルが閉鎖され大混雑が発生しました。
そのため弊社も名古屋港のコンテナ引き取りに7時間かかったことがありました。

東京港は台風が無くても取り扱い量の増加で渋滞は慢性化。
長時間の待機が当たり前になってきています。
ドライバーの賃金は一般的に歩合給なので長時間の待機は全く割りに合わず、年々ドライバーの離職は増えていますが、若い人が入って来ない状況が続いています。

その為トレーラーの回転率が低下し、ドレージ業者の収益は悪化。
事業の継続が難しく廃業する業者も少なくないそうです。

コンテナ引き取りのため待機するトレーラー
ヤードに蔵置されたコンテナと引き取りを待つトレーラー

引き続き注意を!

東京港の平成30年のコンテナ取扱量は過去最高の457万TEUになり、ドレージ不足は今後も続きそうです。
日本国内での安全なデリバリーには、輸入者が余裕をもって対応することが、ますます必要になりそうです。

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