プラダンと静電気の切っても切れない話

Vol.102

2019年7月7日

子供の頃にプラスチック製の下敷きを擦って、髪の毛を逆立てて遊んだ方が沢山いらっしゃると思います。
皆さんもご存知の通りこの現象の原因は静電気です。
プラダンの通い箱に埃が付着するのも、静電気が関係しています。
今回はプラダンの静電気防止についてご紹介します。

界面活性剤を使った静電気の発生防止

静電気の発生する原因は摩擦によるものです。
摩擦による静電気の発生を防ぐ為、プラスチックに界面活性剤を混ぜる方法がよく使用されています。
界面活性剤は水と相性が良いことが特長です。
プラスチックの中にある界面活性剤は時間が経つと霜柱のように表面に出てきます。
その後、空気中の水分と結びつき手に触れてもわからない水の膜を作る事で、プラスチックの表面を滑りやすくし、静電気の発生を抑える効果があります。
静電気の発生防止を帯電防止とも呼び、日本で製造されるプラダンでは一般的に帯電防止は行われています。
これに対し、安価な輸入プラダンの中には帯電防止性能が無いものがあります。
これらは埃を吸いよせ易く掃除をしてもチリなどの汚れが取れにくい場合があります。

持続性帯電防止と導電品

しかし、界面活性剤はプラスチックの表面を洗浄すると流れて取れてしまう為、帯電防止効果は大幅に低下します。
住化プラステックのサンプライクリーンは表層に高分子型帯電防止材を含有した樹脂を一体成型することで、洗浄しても帯電防止効果は低下せず持続します。
導電品はカーボンブラックを含有させることで、電気がウラ面に流れるという特性を持ち、チリの付着が大幅に低減されます。
多層導電品は、表層のみカーボンブラックの使用し、コストを低減させる工夫をしています。

アイロップは住化プラステック株式会社の特約代理店です。