中国“2020年春節”現況レポート

Vol.109

2020年2月5日

テレビ・ネットで毎日報道される中国武漢市を中心とした新型肺炎。
多くの日系企業が中国進出している中、感染の動向に注目している方も多いのではないでしょうか。
中国政府は拡大を防ぐため、元々1月30日までだった春節を2月2日まで延長しました。
さらに都市部では2月9日まで企業に再開中止を要請するという事態になっています。
今回は現在の中国の物流・社会生活について紹介します。

中国輸出入の状況

感染拡大のため、中国の長距離バスはすべて運休。
春節で故郷に帰っている工員が職場に戻れない事が懸念されています。弊社のサプライヤーも2月10日から業務開始予定ですが、すぐに生産や出荷を再開できるかは不透明な状況です。

物流についても春節前に出荷した貨物が、港の税関手続きは出来ても、作業者不足で船積み出来ないという問題が発生しています。貨物の積み込みができない為、コンテナ船の就航キャンセルも多く出ており、コンテナ船の運行スケジュールが不安定になっています。

このような状況の中、フェリーは2月中旬より通常運行を予定しているそうです。FCLのボリュームの場合は輸送費が高くなりますが、どうしても出荷したいという場合は、フェリーの活用を検討しては如何でしょうか。また中国への輸出にも注意が必要です。船が無事港に着いても、トラック運転手の職場復帰が出来ていなかったり、高速道路の封鎖等で、陸送がスムーズに出来ない可能性があるからです。

現地の生活状況

また、現在心配されるのが中国での生活です。今年の春節の状況を上海に住む社員にレポートしてもらいました。

食料事情
コンビニの商品は、現在のところ安定供給されています。
出前もやってます。出前の伝票には、調理者や配達人の名前と体温が記載されています。

春節は人であふれるショッピングモールも、閑散としています。

地下鉄、バス、新幹線は動いていますが、駅にはほとんど人が居ません。
長距離バス、武漢行きのバスは運休しています。

自分の利用した交通機関に、感染者が同乗していたかが確認出来るアプリ。


中国では各省政府により、新型コロナウイルス感染拡大防止策が強化されています。1日も早く事態が終息することを祈っています。