拡がる段ボールの可能性

Vol.121

2021年2月12日

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これまで、段ボールにフルカラー印刷する方法としては、グラビア印刷かオフセット印刷が一般的で、イニシャルコスト等が高額であるため、大ロット対応が主でした。
が、それらの問題を解決するフルカラーデジタル印刷機が登場!この画期的な印刷機の登場で、段ボールの可能性が拡がっています。
今回はK・Dサービス株式会社さんを訪問し、この最新鋭の印刷機と拡がる段ボールの可能性を取材してきました。

日本に2台のみ

K・Dサービスさんの広大な敷地にど~んと構える巨大な印刷機は迫力満点。
機械寸法・幅4.8mx長20mx高3.6mで、10tトラックのおよそ2台分。
これが日本に2台しかない、段ボール用のフルカラーデジタル印刷機「Hanway GLORY1604」。

巨大なインクジェットからインクが噴射され、印刷速度は毎分150m。あっという間に段ボールシートに鮮やかなカラー印刷が施されます。
印刷機本体は中国製ですが、インクジェットは京セラ製、インクもRoHs、REACH、食品衛生法をクリアした日本製を使用していて環境安全性もバッチリ。
印版不要で1枚から印刷が可能なので、段ボールの多品種小ロットのカラー印刷に打って付けです。

印刷機は乾燥部、スタッカーを含めると全体でなんと36メートル!

段ボールとは思えない仕上がり

驚くのはその鮮やかなカラー。
微細な色も忠実に表現され、にわかには段ボールとは思えない仕上がり。写真の印刷も、本物と見間違うほど。
対応用紙サイズは、最小450㎜x400㎜~最大1600㎜x2800㎜、紙厚は1~11㎜。

対応サイズ範囲が非常に大きいため、大小さまざまな梱包箱はもちろん、販促用POPやイベント用の看板など、これまで段ボールでは考えにくかった用途へも可能性が拡がっています。

片段の波部分にもきれいに印刷できます。

拡がる段ボールの可能性

この画期的な印刷機の登場で、段ボールの可能性がこれまでの「運ぶ」に留まらずどんどん拡がっており、お店の什器やトップボード、展示会ブースの内装、パーテーション、家具、防音ボックスなど、その用途は多岐に渡っているとのこと。
実際に製品を拝見しましたが、一見では段ボールとは思えない精度の高さに驚きが隠せません。
現在、このK・Dサービスさんの印刷技術×アイロップの設計力で、新しい製品を生み出すプロジェクトが進行しています。どんな製品が生まれるか、非常に楽しみです! 

木目の印刷が繊細で本物のウッドラックと見間違えてしまうほどです。
等身大パネルもリアルすぎ!


今回の取材で、既存の枠に捕らわれないことが、想像以上の可能性へ拡がるのだと改めて感じました。
当社も包装設計に捕らわれず、これからどんどん設計の可能性を拡げていければと思います。
K・Dサービスの皆さん、この度は取材にご協力いただき、誠にありがとうございました!

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