段ボール包装設計実習コースを
実施しました

Vol.122

2021年3月12日

3月4日、当社にて、日本包装技術協会関西支部主催による第47回段ボール包装設計実習コースが実施されました。
この講座は、各企業の包装に携われる方を対象に、段ボールの特性や包装設計に必要な基礎知識を学び、実際に段ボール箱の最適設計を体験していただくものです。

当社の試作室、試験室を用いた実習は2001年から開始され、おかげさまで毎年好評を博する人気講座となっており、今年で21回目となります。
今年はコロナで受講者さんの数を制限させていただいたものの、当社の試作室は例年通り熱気でいっぱいでした。

講座のカリキュラムをご紹介

講座は二日間に渡って実施され、1日目はレンゴー㈱様による講義、そして2日目がアイロップの社屋にて当社の試作設備、試験設備を使った実習となっております。

1日目
<講義> 
1.段ボール原紙の製造工程・分類・物性試験
2.段ボールの定義・長所・種類・製造方法
3.段ボール箱の製造工程・印刷・形式・形態・表示方法
4.段ボールの包装設計・寸法・強度設計・包装貨物試験概要・通則
2日目
<実習>
1.寸法の算出
2.試作実習(段ボール箱の試作、圧縮試験)
3.実機を用いての包装設計、包装貨物試験(落下試験)
4.講評と質疑応答

実際に設計、製作、試験を体験できることが人気の秘密

講座の二日目、受講者さんが実習開始の午前9:30に当社に集まりました。本日は丸一日の実習となります。
受講者の方々は、大手空調設備、家電、住宅設備メーカーの包装部門の担当者、包装資材、包装容器、印刷関連の企業の技術、営業担当者などです。
今年はコロナ禍で人数制限があり、例年の半分の人数での開催となりましたが、この実習は設計・試作・試験を実際の設備を使って体験できることが人気で、毎回たくさんのご応募をいただいております。

現代では貴重な当社の試作設備

試作室へ移動しました。
皆さん驚かれるのは、当社に揃う貴重な試作設備。
CAM一台あれば何でも作れてしまう昨今、他社さんではなかなか見られない、レトロかつレアな機器の数々に新鮮な眼差しが注がれます。

巨大な断裁機(通称・ギロチン)の使い方を説明する当社技術部員。

こちらは、巨大な罫線押し機。

こちらは、段ボール箱作成に必要な溝を入れる、溝切り機。
「ステップを踏むように軽やかに。」と見本を見せる当社技術部員。

こちらは、主にA式ケースのジョイントを行うステッチャー。
受講者さんの眼差しも真剣です。

次は受講者さんの番です。当社技術部員の指導の下、慎重に機器を扱います。

実際に自分たちで製品の包装を設計

午前中にA式ケースやC式ケースの試作を通じて、一通り寸法の算出、機器の使い方を習得しました。
午後からはグループに分かれ、実際に製品の包装設計に取り掛かります。

こちらは、電気ポットのグループ。
「これをどうしたら、、、。」と悩む受講者さんたち。

こちらのグループは、iPad。
「う~む。。。。」

 

こちらは自動車用スピーカー。
「こんな風に包装したらどうでしょう?」アイデアを出し合います。

設計を終えたら、試作に挑戦

自分たちで設計したものを、各グループ協力し合って試作に取り掛かります。

だいぶ形になってきました。

いよいよ貨物試験

試作品が出来たら、貨物試験を行います。
今回は、落下試験を実施しました。
(右の写真は午前中に行った、A式ケースの圧縮試験)

試験後、製品の状態、包装部材の疲労の状態などを確認します。
製品は問題なく、合格だったようです。

実習を終えて。講評と質疑応答

本日一日の実習を終え、実習で学んだことのまとめと講評、質疑応答で締めくくりです。
本日は皆さん、長い時間大変お疲れさまでした!


段ボール包装設計実習コースのご紹介、いかがでしたでしょうか?

弊社では、包装に関する知識及び技術の普及のため、日本包装技術協会の人材育成事業の支援を行うことで、業界の資質の向上に貢献しております。
<日本包装技術協会関西支部HPはこちら

ご興味のある企業の方は、次回ぜひご応募ください!お待ちしております。