SDGsに使える
海外メーカーの梱包資材紹介

Vol.149

2023年6月3日

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日本初上陸?紙製緩衝材

前回の予告通り 今回はNEFAB社さんから紹介のあった「ザ・天然素材」な梱包材を紹介します。リチウム電池梱包以外にも活用できる紙製緩衝材のサンプルもいただきましたので紹介します。どちらも天然素材(パルプ製品)です。製造方法は???ですが面白いですよ。

ファイバーフルート

これがファイバーフルート
段ボール業界にいる人なら良く知っている、あのフルート=波をファイバーボードで作った緩衝材です。NEFAB社のホームページにある動画を見ると電子レンジの落下試験をやっていますが、衝撃吸収力は本物です。波の部分が変形し衝撃を吸収します。
ファイバーフルートは重ねることが出来るので、輸送時・保管時のスペースを削減し、物流コストを下げる事も可能です。
使用時は山部分を反対にして空間を作ります
変形することで衝撃を吸収
重ねることが出来るので容積を小さく出来ます
切り込み部分で折ることでコーナーブロックなどを作ることが可能です
ファイバーフルートは2023年ワールドスターパッケージングコンテストを受賞しています。詳しくはNEFAB社のホームページをご確認下さい。
NEFAB社 2023年ワールドスターパッケージング受賞ニュース
先日紹介したリチウムイオン電池の紙製梱包材も受賞しています。
NEFAB社のホームページから
ファイバーフルートは緩衝設計を行い梱包材セットとして販売しています。興味のある方はお問い合わせください (*´з`)

ウッドフォーム

こちらの商品は現在開発中です お問い合わせはお控えください

この白い塊がウッドフォーム
「木+フォーム材」名前からして驚きですがNEFAB社ホームページには「ファイバーベースクッション」「軽量製品用」と書かれています。
手触りは「低反発クッション」のような感じ。表面はフワフワですが芯はある感じです。ホームページによると、プラスチック系のフォーム材より二酸化炭素排出量が少ない。リサイクル可能・・・なんと紙に再生できるそうです。
日本でも生分解プラスチックのフォーム材は存在していますが、パルプ繊維で出来たフォーム材って初めてでは無いでしょうか?
ウッドフォームを押してみました 柔らかな感触
近くから撮影しました 綿の塊のような感じ???

段ボールコンテナ?

ユニークな段ボールコンテナ
最後に紹介するのはユーロ規格のコンテナです。それもスキット以外の部分は紙製。モデルになっているのは、ヨーロッパで使用されるEU規格の木製コンテナ。木材と金具で作られた枠を折畳できる構造が特長的なものです。その部分を段ボールで再現しており、コーナー部分にストローボードエッジを入れる事で枠のズレを防ぎ、強度アップもしているようです。
これはユニークとNEFAB社に問い合わせていただいた所、参考出品で量産品じゃないよというお返事をいただきました。てっきり欧米人パワーで、段ボールの自動加工機なんかもありバンバン量産されている姿を想像したのですが残念(>_<)
「こいつは売れるぜ!NEFABさん」とは言いませんが、日本人の好きそうな感じではないですか?軽い点と、欲しい高さに積み上げ出来る点が面白いです(*´з`)
左が木製 右が段ボール製
枠の折り畳み方法は全く同じです
段ボールはコーナー部分にストローボードを差し込みます。木製の枠はコーナー部分の金具を引っ掛ける構造です
段ボール枠はスリーブ形状で軽くなっています
今回のインフォメーションはいかがだったでしょうか。環境対応で世界をリードするEU・スウェーデンに本部を置くNEFABはEUの基準にあったパッケージソリューションをグルーバルに展開しています。EU向けの貨物の梱包に困った時は、NEFAB社の代理店であるアイロップにご連絡ください。
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