中国スチール製品の塗装現場に
衝撃走る!

Vol.77

2017年6月6日

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以前、中国政府の環境対策が引き起こした段ボールの値上げについてご紹介しましたが、現在、中国政府は環境問題に対して急ピッチで改善活動を進めています。
段ボールに続き、最近はスチール製物流容器の製造現場にもその影響が出始めています。
今回はその現場についてご紹介します。

塗装前の表面処理が問題に!

スチール製物流容器で一般的によく使用されている塗装方法は粉たい塗装です。
色のついた粉末状のプラスチックパウダーを熱で溶かして鋼材に付着させ貼り付けますが、鋼材に塗料が付着しやすくするため、事前に表面処理が必要です。

その表面処理方法として「リン酸塩処理」がありますが、この「リン酸塩処理」に今、大きな問題が発生しています。

何が問題なのか?

リン酸塩処理は複数の工程に分かれ、工程毎に酸性の液体を入れたプールに鋼材を浸し、洗浄していきます。

そして、プールから鋼材を取り出し、乾燥させます。

これまでのプールは地面に掘ったものが使われていました。

発生する汚染問題と、それに対する政府指導

①土壌汚染問題:プールから液体が漏れて土壌を汚染。
政府指導⇒ リン酸塩処理で用いられるプールを地面から浮かして作り、液体が土壌に漏れていないか確認できるようにする。

②水質汚染問題:使用済み液体の排水の水質レベルが低い。
政府指導⇒ 排水基準を見直し、浄化レベルを引き上げ。

③大気汚染問題:発生するガスの排気処理が不適切。
政府指導⇒ ガスが外部に漏れないよう排気管理見直し。使用エネルギーを天然ガス・電気へ切替え。

今後の動向

上述のような政府指導に対応するためには、メーカーにとって多額の設備投資が必要となります。
しかし、新たな設備投資が出来ない会社は、政府の監視が厳しくなっているため、リン酸塩処理を止めるか、廃業を 余儀なくされております。

そして今、「リン酸塩処理」以外の方法として、環境対策コストが低い「ショットブラスト」が見直されています。

現在の環境基準に合わせた「リン酸塩処理」には大きな管理負担と費用負担が発生するため、「リン酸塩処理」、「ショットブラスト」を使い分けて対応するメーカーが多く なっています。

中国スチール製物流容器をご入用の際、現状に詳しい弊社の営業担当までお問い合わせください。

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