中国段ボール価格がまたまた高騰‼

Vol.89

2018年5月11日

昨年ご紹介してきた「中国 段ボール価格」の続報です。
過去2年間で2度発生した段ボールの大幅な値上げですが、今年5月より再び値上げが始まりました。
過去の状況を振り返り、今回の価格上昇の背景もご紹介します。

高騰のはじまり

それは2016年11月11日「独身の日」から始まりました。
通販業界の段ボール需要の急増と政府による環境規制強化が重なり、「紙が無くなる」という噂が広がる中、不安感から段ボールの買い占めが始まって価格が大幅にアップしました。
その価格高騰は2017年1月をピークにやがて落ち着きました。
次のピークは2017年9月、「投機」が背景だと言われています。
段ボールで大儲けしようと考えた人が多くいたようですが、その後価格は急速に低下し、小さな変動を繰り返していました。

今何が起こっているのか

そして、今年5月から新たな局面が始まっています。
新たな環境規制により「段ボール輸入古紙が減っている」事が原因です。
中国では古紙の輸入に含まれる不純物の割合を1.5%以内としていましたが、今年3月より0.5%と厳しくしました。税関での検査は厳しくなり、輸入できない古紙が増えています。
この為、中国国内での古紙価格が急騰しています。
多くの段ボールシートメーカーが値上げを打ち出し、強気の姿勢で見積り依頼も受け付けないという状況が始まっています。
始まったばかりの今回の価格上昇。今後も注視していきます。