日刊工業新聞社主催 包装技術学校
 ”スクーリング”

Vol.36

2012年5月18日

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日刊工業新聞社では、包装関連の業務従事者を育成するために、『包装技術学校』という通信教育コースが開校されています。
カリキュラムは、基礎と専門があり、専門には『消費者包装コース』と『工業包装コース』があります。各コースには、テキストの補完等を行なうために東京・大阪で“スクーリング”が実施されます。
このスクーリングは、大阪では10年以上前から弊社の包装技術部員が講師をさせていただいています。今年からは、東京の演習も受け持つことになりました。

包装技術学校スクーリング

グループ演習風景

スクーリングの内容は、実際に流通している商品を教材として、グループに分かれて包装検討会を実施します。
課題商品の包装改善案を考え、その要点と効果をまとめて発表するという構成になっています。それまで通信教育で学習した内容の集大成といえる演習です。

受講生の方々は、包装材料、包装機械、物流関連など包装に直接携わる方のほか、生産技術、品質保証、商品開発など幅広い分野から参加されていて、それぞれの分野の特色を生かしたアイデアを持ち寄り発表されます。

包装設計演習

包装改善の第一歩は、対象の包装と商品をよく観察し、理解することから始まります。
演習は包装の外観観察から始まり、順次開封と観察を進め、段階毎に、良い点悪い点を確認します。その上で、現行仕様では何が問題なのか、どうすれば良いのかを検討します。
包装設計で必要となる前提条件(生産量、出荷単位、流通形態など)は受講生自身で設定し、自由な発想、アイデアを考案できる形式をとっています。

受講生の皆さんが戸惑うこともありますが、このアプローチによって、活発な意見の交換と改善案の幅広い考察が可能となっています。
その結果、グループ発表では講師が予想だにしなかったアイデアが提示され驚嘆することがあります。

弊社包装技術部員の講義


受講生の皆さんは、基礎と専門コース修了後、包装士として認定されます。
受講費用と貴重な時間を割いて受講していただきますので、弊社は講師の立場として有益で新鮮な情報が提供できるように、日夜、情報収集に努めています。
分かり易く、面白く、魅力ある講座にできるように、これからも工夫と努力をしてまいります。

包装技術学校の詳細は日刊工業新聞社のサイトでご確認ください。

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