通販大国 中国の宅配事情

Vol.76

2017年5月8日

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2016年中国の電子商取引市場における総取引額は26兆元を突破し、前年比20%の勢いで増加しています。
なかでもインターネット通販による取引額の増加は著しい状況です。
今回は、そんな中国で盛んな通販を支える宅配の状況をご紹介します。

取扱量

年々加熱する「11月11日/独身の日」に行われるネット通販の特売は、中国では恒例の年中行事のようになっていますが、インターネットを利用した買い物は、中国では重要な生活インフラとなっていると言っても過言ではありません。
政府の調査では、2016年、年間の中国国内の配達取扱い件数は、約313億件だったそうです。これは前年の1.5倍になります。

宅配事情

配達件数が非常に多いので、できるだけ再配達を行わない、様々な工夫がなされています。

①会社に配達
届け先を勤務先に指定します。会社が従業員の荷物を受取ってくれるため、運送業者はまとめて配達できます。

②マンションに届ける
受取人が不在の場合、運送業者はマンションの管理事務所に荷物を預けて帰ります。最近は荷物用ロッカーも普及し始めています。

③配達しない
農村部では運送業者が受取人に電話をし、取りに来てもらうのが一般的だそうです。(この場合、再配達は100%ありませんね。<笑>)

荷物の取扱い方の現状

最近でこそ配達員が台車で荷物を運ぶ姿を見ることが増えてきましたが、大きな袋に入れた荷物を背中に背負っている配達員もまだまだ存在します。廊下を引き摺るだけでなく、階段を引き摺り下ろすこともあります。
外装箱の傷・汚れに文句を言わないお国柄ですが、商品の事を考えると見ているだけで怖くなります。

日系企業様から、「小さな荷物を出荷すると、運送中に壊れる事がある」というお話を伺う事があります。
すべての運送業者の品質向上にはまだまだ時間がかかりそうです。

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