素材から見る包装仕様の返還
(木材・スチール編)

Vol.116

2020年9月11日

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工業包装に使用される代表的な素材、木材・発泡スチロール・スチール・プラスチック・段ボール。当社では、それぞれの素材の特長を活かし、お客様のニーズに即した包装仕様を提供しています。
今回は、木材とスチールについて、その特長と時代のニーズによって変化する包装仕様の変遷をご紹介します。

木材

木材の特徴
①特性:軽量で高い強度を持つ。
②使用上の注意:輸出用に使用する場合、薫蒸処理が必要。
③適する製品:大型の重量物。

安価で強度のある木材は、かつては工業製品や住宅設備の包装に透かし木箱の形状で多用されており、ポピュラーな梱包資材でした。
しかし、世の中の環境に対する意識が変化していくにつれ、廃棄処理が問題視されるようになりリターナブル化推進への流れが強まっていきました。
そして段ボールが普及したことにより、次第にその活躍の場を譲るようになっていきました。

包装仕様の返還
       1980年代に、木箱から段ボールへの切り替えが進んだ。

現在では、かつてのような透かし木箱の包装はほとんど見られなくなり、主にボックスの形状で重量物の包装や、大型輸出貨物の梱包などに木材の活躍の場は移っていると言えます。

スチール

スチールの特長
①特性:耐久性に優れる。さまざまな加工が可能。
②使用上の注意:特になし。 
③適する製品:リターナブル物流容器

耐久性、強度に優れるスチールは、世の中のリターナブル化推進の流れもあり、1980年頃より徐々に木枠梱包に代わって普及してきました。
当社でも1980年代後半からスチールを用いたパレットやラックの設計を始め、1997年には中国現地法人を設立、中国からのスチールの調達ルートを確立することにより、スピーディーで安価なサービスの提供を可能にしています。

当社では、国内のみならず中国からの安価なスチールの調達ルートを確立。
スチールラック、デッキラック、ネステナーや折り畳み式など、お客様のご要望に沿った設計及び製品を提供いたします。

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