いまさら聞けない”段ボールの話”①
段ボールシートについて知る

Vol.99

2019年4月5日

みなさんの中には段ボールで梱包作業をされる方もいらっしゃると思います。今使ってるその段ボールのことをどのくらい知っていますか。今回は段ボールの種類など“いまさら聞けない”段ボールの話をご紹介します。

段ボールの『段』の話

段ボールは波型を付けた中しん(フルート)の上下に平らな紙(ライナ)を貼り付けたものです。フルートの高さにはいくつかの種類がありますが、外装用段ボールで使用されるのは、Aフルート・Bフルートです。(フルートをと呼び、A段・B段といいます。)

Aフルートは波の高さが最も高い事が特長です。このフルートで作った箱は緩衝性能圧縮強さに優れています。

 Bフルートは(外装用段ボールの中では)段の高さが最も低く、破れにくいのですが、圧縮強度はAフルートより劣ります。飲料缶など比較的重く丈夫な商品の集合梱包に使用します。

波型(フルート)の種類
フルート波の高さ
Aフルート約5㎜
Bフルート
Cフルート
Eフルート
Gフルート0.5

段ボールシートの『構造』の話

フルートを作る中しんライナの組み合わせで様々な段ボールシートが出来ます。
中しん1段とライナ1枚の片面段ボールがあります。箱ではなく、養生シートとして使用されます。中しん1段の上下にライナを貼ったものが両面段ボールです。シングルと言われる事もあります。

中しんが2段になったものが複両面段ボールです。ダブルと言われる事もあります。
日本ではAフルート+Bフルート(AB段)の構造が一般的です。海外ではBC段など色々な組み合わせが存在します。
強化段ボールでは3段構造の物もあります。

段ボール『ライナ』の話

段ボールに使用される紙は重量と種類で表現されます。重量は坪量(1平方メートルの重量)”g グラム”で表記されます。

種類はKライナCライナがあります。Kライナはバージンパルプが多く含まれており、パルプの繊維が長いのが特長です。長い繊維が絡まりあうので破れにくい丈夫な紙になります。Cライナは古紙で作られます。繊維が短いので絡まりあう力が弱くなります。
現在は弱くなった繊維の絡まりあう力を薬品で強化した K’’(ケーツーダッシュ)も登場しています。

(イラスト左)Kライナは繊維が長く複数の繊維が絡まりあっている。(右)繊維が短いと絡まりあう力は弱くなる。